キュウリ定植
5月7~9日にかけて、ハウス栽培の最後の夏野菜、キュウリの定植を完了しました。
ナス、トマトと同じく2ハウス栽培で、うち1ハウスに、生育の違いを見るため畝間に割り肥を入れました。
今回は、ネット張りでかなり骨が折れました、、、、、
当初は、畝立て~ネット張り~定植までを2日に分けて1ハウスずつ行う予定でした。
初日は午後から始めてまずまず順調に進み、18時頃には定植完了。
翌日もこのままいくと思われましたが、結束バンドの劣化により潅水チューブが落下する等、
思わぬトラブルに見舞われ、あと少しでネットが張り終わるというところで陽が落ちて、
手元が満足に見えないくらいになってしまい、あえなく断念。
翌日には無事に定植も終わり、これでようやく育苗の大半を終了しました。
定植は、同じ植え穴にネギ一株と共に。
こうすることで、ツル割れ病の予防とウリハムシの抑制の効果が期待できます。
ただ、現状では草も生えていない、いわば「不自然」な環境の中で、
共栄植物との助け合いがどれほど効果的であるかは未知数です。
これまで学んできた自然農のエッセンスを少しでも取り入れて、
収量を落とさずに食味向上を目指せればと、思いつくことは積極的に実践しています。
例えばトマトのハウスには、ハウスの片側にバジルを、さらにトマトの株間にマリーゴールドを播種しています。
トマトとバジルは料理だけでなく畑でも最高の友ですが、ヘレン・フィルブリック著「共栄植物とその利用」
の中で、クジャクソウ(万寿菊、フレンチ・マリーゴールドのこと)をトマトと混植することで、
トマトの生育および着果が良くなり、コナジラミに対する忌避効果が認められるとあります。
もちろんマリーゴールドは食べられませんが、花に囲まれての収穫作業は気分が良さそうです。
天竜川の土手に陽が落ちていきます。
ギリギリまで粘りましたが、手元が見えなくなると百姓はお手上げです。
By ナガタ