「和の灯を日常に!」
2018/01/22
「ろうそく」と聞いて何をイメージしますか?
バースデイケーキに立てたり、アロマキャンドルとして使ったりする、
西洋ろうそくが、頭に浮かぶと思いますが...。
それでは「和ろうそく」を知ってますか?見た事ありますか?
もともとは仏事の利用がメインであまり、身近ではありませんね!
先日、浜松の中央卸売市場の隣にある、緑化推進センター(みどりーな)で
「和ろうそく作り」を体験しました。
広葉樹の櫨(はぜ)の木の実から採れる植物性のロウ(木蝋)を使い、
芯は棒状に丸めた和紙に、い草を巻き付けます。木型の中心に
芯を立て、溶かした木蝋を流し込んで固めれば、完成です。
和ろうそくの特長は、木蝋を使うので、油煙(すす)の出が少ない事。
そして、芯の中が空洞なので燃えている間、常に酸素が供給され
最後まで、大きな炎で燃えて、「揺らぎ」が生まれます。
お土産に頂いた、白く小さな燭台に立て、部屋を暗くし火を点けると
ゆらゆら、揺れる炎に、心が落ち着きます。
「和ろうそく」が仏事以外にも、明かりとして、もっと身近に使われて
日々の生活にゆとりが生まれたら、いいですね! By石塚