「新井賞!」
2018/02/17
「芥川賞」「直木賞」に勝るとも劣らない文学賞。それが「新井賞」なのです。
...と、わたしは思っています。知りませんか?
この賞は三省堂書店の現役店員である「新井見枝香」さんが選んだ文学賞です。
彼女が選んだ本は必ず売れる。現に芥川賞、直木賞より売れているのです。
その「第7回新井賞」に選ばれたのが、桜木紫乃さんの「砂上」です。
わたしは桜木紫乃さんの大ファンで、きっかけは、直木賞をとった「ホテルローヤル」
を読んで、魂をつかまれちゃいました。それ以前に出版された本を読みあさり
益々ファンになりました。数年前には、静岡新聞に小説を連載していました。
この「砂上」には大切な場面に中田島砂丘が登場します。中田島砂丘にまで取材に
きて、この本を書かれたそうです。より物語に入り込んでしまいますね!
「赤裸々とは似て非なるリアルな作り話」と桜木さんは表現しています。
作家は自分の身を削って「実話ではないか?」と思わせる話を書くんですね。
「書き手が傷つかない本を誰が読みますか?」桜木紫乃さんの言葉です。
覚悟を感じる、しびれる言葉、カッコいいですね。
桜木紫乃「砂上」本の帯には、「現実と虚構が交錯する傑作長編」とあります。
興味を持った方、お貸ししますので、読んでみて下さい。
気軽に声をかけてください。面白い本があったら教えてほしいです! by石塚