「九十歳。何がめでたい!」
2018/02/23
佐藤愛子さんが書いたエッセイ集が売れている。
本が売れない時代に、120万部を突破し、まだ売れ続けている。
その中の「覚悟のし方」という章に目がとまった。「覚悟」とは『一生意志を曲げない事
ではなく、長い年月、何が起こるかわからない。歳月は覚悟も勇気もなし崩しに
してしまう力を持っている。たとえ後悔し苦悩する日が来たとしても、それにめげず
生きていく力。それさえ身につけていれば、何があっても怖くない。』と佐藤氏!
うちにも今年、90歳になる父親がいる。
週に3回はスポーツジムに、マニュアル車を運転して通っていて、すこぶる元気。
しかし、耳が遠くなり、補聴器をつけて、なんとかコミュニケーションを
取ろうとするが、早口で、ボソボソ喋られると聞き取れない事もしばしばのようで、
何回も聞き返すと、邪慳にされ、かなり落ち込んで帰って来る。愚痴も増えた。
父親もかなり悩んで、「決断」をした。本人の意思で!
それは、「運転免許の自主返納」です。ニュースで取り上げられる高齢者の事故報道に
心痛め、「まだ、運転してるの?」という言葉に心折れ、老いの自覚もあり決断!
自動車は電動アシスト自転車にかわります。これでいいのか、私にはわかりません。
元気に長生きすることは、みんな憧れるけれど、本当にめでたいのかな?
今の父親の歳まで元気で生きる自信は無いが、『覚悟』を持ってGO! by石塚