「新茶の香りに癒されます!」
2018/06/01
八十八夜も過ぎ、立夏を迎え、いよいよ新茶の季節がやってきました。
ビアンカンでも月1回のペースでイベントを開いている、お茶子さんに新茶の淹れ方を
教えて頂きました。まず、急須にティースプーン1杯のお茶の葉を入れます。これが1人分。
1煎目は、約50度に冷ましたお湯を注ぎます。お湯の量は1人分70ml、人数分を入れ、
1分30秒待って注ぎます。均等になるよう、少しづつ、回し注ぎをします。
旨味成分のテアニン(アミノ酸)が出て、リラックス効果があります。美味しいです。
2煎目は、少しお湯の温度を上げて、浸出時間は10秒くらい。苦味が楽しめ、
カフェインによる覚醒効果があり、シャキッとして目が覚めます。
3煎目は、熱いお湯を入れすぐに注ぎ分けます。カテキンによる渋みがあり、
お茶菓子と一緒に頂けば、より一層美味しくなり、3回違った風味があります。
今回は茶飯も頂きました。米2合に、急須で淹れたお茶450mlを入れて炊き、蒸らした後
しらすと茶殻を混ぜ合わせ、おにぎりにして、頂きました。ほんのりお茶の香りが
感じられて、とても美味しいです。
この頃は、いろいろな場面でペットボトルのお茶が席巻し、急須でお茶を淹れる習慣が
なくならないか、日本茶の将来が危惧されます。私も急須を新調して新茶を淹れて
みました。少し手間のかかることが、自分にゆとりを与えてくれます。
そこで唐突に1句「新茶の香 真昼の眠気 転じたり」一茶! by石塚