ていねに暮らす その115
2020/03/20
かわりゆく、中田島砂丘!
朝刊の1面に「浜松防潮堤、月内に完成」の文字を見つけた。
東日本大震災を教訓に、7年の歳月と、巨額の資金をつぎ込み、
浜名湖の今切口から天竜川河口までの17.5㌔にわたり、
巨大な防潮堤が完成した。
南海トラフ巨大地震が起きた時の津波対策とはいえ、
50年以上この中田島砂丘を見て来た、自分にとって、
この光景は、違和感しかない。
小学生の頃、夏は公園内にあった市民プールで毎日泳いだ。
今は見る影もないが、鬱蒼とした森のような松林を探検したり、
遊び場には困らなかった、この中田島砂丘が、
時代とともに変わって行くのは、残念でしかない。
強風が砂を巻き上げ、海には白波が立ち、自然の厳しさが感じられる
冬の中田島砂丘が、大好きなので、これからも、ここに住み続ける!
毎年のように、台風などの自然災害が起こる日本に住んでいる限り、
いつ自分の身に災害が降りかかるかわからないし、それに対する備えは必要!
しかし、近くの公園に出来た、避難マウンドと呼ばれる丘を見るたびに、
これが正解なのかと、考える日々である。
by石塚