ていねいに暮らす その125
2020/05/29
漆のお椀!
結婚のお祝いの「お返し」にカタログが送られてきた。
これも時代の流れなんだろう。
豪華な装丁の本で、「とっておきののニッポンを贈る」と題され、
日本の伝統と職人の技術が熱く語られていた。
その中で、「木曽漆器」に目がとまり、注文した。
暫くして送られてきたお椀は、
さわると、しっとりとしていて、手に馴染む。
さっそく、豆腐と油揚げの味噌汁にネギを浮かべて、味わった!
唇に触れた感じが、柔らかく、想像以上に、美味しかった。
他にも、炊き込みご飯や茄子の味噌炒めを盛り付けてみた。
やっぱり料理は、目で食べると、言われるほど、
盛り付ける器は、重要だ。
漆器の弱点は乾燥。毎日使って、
台所用洗剤と柔らかいスポンジで洗って、
食洗器や乾燥機に入れず、布巾で丁寧に水気を、
拭き取るのが、なによりの手入れになる。
長く使って、漆が剥げたりすれば、塗り直す事も出来て、
使い込むほどに、愛着が湧く物だろう。
これからの良き相棒になりそうだ。
by石塚