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可睡斎のひな祭り2022

　弥生、3月に入り、二十四節季の一つ、啓蟄。

暖かくなって、土に隠れていた虫も動き出す、徐々にはるが近づいてくる季節。

 今年も袋井、可睡斎の「ひな祭り」をみてきた。

 たくさんの雛人形が飾られ、今回は、江戸時代作、古い京都の御殿雛が

優雅に飾られていた。

 やはり、大広間に飾られた、32段、1200体のお雛様は、

壮観で、圧倒される。

 丸くて小さな、木目込み雛が可愛らしい。

 庭園を臨む長い廊下に、並んだ雛人形も、落ち着いた雰囲気がある。

それぞれ違った表情を見せるお雛様が、見学者を楽しませてくれる。

　禅宗では、東司の仏様として祀られている「烏枢沙摩明王」様と

今年も、トイレの真ん中で会うことが出来た。

　帰りに、鯛の形をした、「招福1年安鯛」おみくじを引いた。

結果は「吉」。「願望」は人の助けで調う！争わぬようにせよ。

「争事」は負けておく方が利あり。なるほど、こころに留めておこう。

 今年は、小さなお雛様を玄関の下駄箱の上に飾り、

　隣に桃の花も添えた。

 　季節を感じるものを大切にしていこう。

                                                                            by石塚