ていねいに暮らす その246
2022/10/07
ヒガンバナのひみつ!
秋を感じる一つに、彼岸花がある。
秋の彼岸の頃に咲くので、その名がついたようだ。
残暑が長く、9月に冷え込む日が少なかったからか、
咲く時期が遅くなっているように思う。
「加古里子」作の絵本「ヒガンバナのひみつ」によれば、
印象的な咲き姿から、1000を超える異名が全国各地にある。
花の咲き方が独特で、本来植物は葉が出て、そこから花を咲かせるが、
彼岸花は茎が伸びて花が咲き、花が枯れてから葉が伸びて、
冬に緑の葉が伸びてくる。
お墓の回りに咲いているイメージがある。
根に強い毒を持っていて、土葬が主流だった時代に、
モグラやネズミから遺体を守るために、
墓場によく植えられたと言う話がある。
土葬で思い出すのは、かなり昔の事で、かすかな記憶だが、
小学校に入った頃、祖父の葬式で湖西市まで、電車に乗って行った記憶がある。
お墓には、長方形の大きくて、深さは2mはありそうな深い穴が
掘られていたのを思い出した。
彼岸花にミステリアスで怖いイメージがあるのは、
その為だろう。
これから秋も徐々に深まっていくだろうが、どうかこれ以上、
台風の被害が出ませんように。
by石塚