ていねいに暮らす その250
2022/11/04
双尖葵蛾(二トガリアオイガ)の幼虫!
勝手口を出た所に芙蓉の木があり、ピンクの大輪の花を咲かせて
毎年楽しませてくれる。
その葉に毛虫が何匹もついていた。
背中の中央に黄色いラインとその両側に黒い斑点が
並んでいるのが特徴の毛虫。
図鑑で調べると、双尖葵蛾の幼虫らしい。
アオイ科の植物の葉を食べ、オクラや芙蓉によく見られる。
先端の赤い方が頭かと思ったら、尾らしい。
この毛虫の食欲は、すさまじく、葉が葉脈だけ残し無残な姿になっていく。
柑橘系の木に蝶の幼虫がついて、丸坊主にされた話はよく聞くが、
そんな感じだろうか?
毎日注意深く観察していると、たくさんいた毛虫の数が、
徐々に減って行った。
蛾になって飛んでいったようになく、よく観察してみると、
葉の裏側にカマキリがいた。
犯人はコイツらしい!
食べている姿は確認出来ないが、間違いなさそうだ。
植物を虫が食べ、それをまた肉食の虫が食べる。
食物連鎖、自然界の厳しさがあるようだ。
そして芙蓉の木からカマキリもいなくなり、卵が産み付けられていた。
来年の春には、蕗の薹に加え、カマキリの誕生も見られそうだ。
by石塚