ていねいに暮らす その266
2023/03/03
可睡斎のひな祭り 令和5年!
令和5年、弥生3月を迎えた。3月3日は桃の節句「ひな祭り」。
今年も可睡斎にひな人形を見に行ってきた。
当日は、気温は3℃かなり寒い。
袋井に向うが、平日の朝なので、見事に通勤渋滞に捕まった。
8時過ぎには、可睡斎に到着。
靴を下駄箱に預けて入ると、見学者は誰もいなくて、
時々お坊さんとすれ違うだけ。
長い廊下を歩くと、床から寒さが深々と伝わり、
より一層お寺の厳粛さを感じる。
今年は大河ドラマで家康が取り上げられた事もあり、
可睡斎と家康の関わりの展示もあった。
家康と幼い頃から縁のあった、11代目住職が殿様となった家康と
謁見したさい、居眠りをしてしまった。
それを見てにっこり微笑み「和尚、睡る可し(ねむるべし)」と申され、
いつしかお寺の名前までが「可睡」と呼ばれるようになったらしい。
大広間の32体のお雛様の前で、しばらく正座してその歴史に思いを馳せた。
帰りに東司で用を足し、その場所を見守る威圧感のある
烏枢沙摩明王像に手を合わせて帰路につく。
小さなお雛様を玄関に飾り、春を迎える準備をしよう。
by石塚