ていねいに暮らす その300
2023/10/27
かさなりあう人へ!
300回を迎えた。丸年が過ぎ、「継続は力なり」である。
朝は寒い日もあり、秋を感じる日々、
「読書週間」も始まり本を読むのに、良い季節になった。
本は、この頃はネットで「ポチ」っとする事が多いが、
好きな作家の新刊を探しに、
本屋に足を運んでみた。
「新刊コーナー」で見つけ、手に取り読み始めた。
いまいちピンと来ない。
隣にあった本の装丁に目がとまった。
白石一文の「かさなりあう人へ」。
以前に読んだ事のある作家。
読み始めると、どんどん引き込まれ、
最後まで読みたい衝動に駆られ、買ってしまった。
こんな偶然の出会いが本屋のいい所だろう。
家に帰って読み始めると止まらなくなった。
作家の頭の中はどうなっているのか、
こちらの想像を超えてくる。
ほぼノンストップで、300ページを読破した。
読み終えた後の充実感と疲労感が心地いい。
「秋の夜長に読書」と言うが、
蛍光灯の下での読書は目が疲れる。
昼間の明るさは目に優しく、
単行本の文字の大きさが、次のページに誘う。
素敵な出会いに感謝して、
街の本屋がつぶれないように
本を買って応援しよう。
by石塚