ていねいに暮らす その356
2024/12/06
海の沈黙!
早く着いたので、ザザシティのスタバ、「カフェミスト」でひと息!
トーホーシネマズ浜松で「海の沈黙」を観た。
「前略おふくろ」や「北の国から」など数々の名作を生んだ
脚本家の倉本聰が長年構想し、
「どうしても書きたかった」と語る物語の映画化。
人間にとって「美」とは何か?それがテーマになっている。
物語は、世界的な画家の展覧会で事件が起きた。
作品の一つが贋作だったのだ。
作者が違うとわかった時、その評価が変わるとしたら、
「美」とは一体何なのか?
絵画が好きで、美術館に足を運ぶが、事前に検索して
情報過多になり、会場で音声ガイドを聞き、
作品の前では、その情報を頼りに答え合わせをする。
それは、感じる心を忘れがちになっている。
何を感じたのか、説明できる言葉を持ちたい。
この映画で、贋作を描いた画家、津山竜次を本木雅弘、
かつての恋人、安奈を小泉今日子が演じた。
30数年ぶりに、小樽での再会シーンがいい。
「やァ、見つかっちゃったな」 「何年ぶりかしら」
の短い言葉だけで、
観ているこちら側の想像力をかきたてられる。
by石塚