5月になりました。
まずは先日自然菜園に播種したズッキーニ。
昨日までの雨で少し心配していたのですが、そんな思いをよそに元気に発芽してくれました。
ミニトマトのハウスにバラ蒔きしたコンパニオンプランツのバジルも発芽ラッシュ。
周りの草たちに負けずにがんばってもらいたいです。
今月いっぱいで圃場に隣接している倉庫が使えなくなるということで、
敷地内で引越しをすることになりました。
せっかくの引越しなので、おもしろいレイアウトやデザインにできないかと思案中です。
そのため、5月初日の本日は、何はさておきひたすら除草と片付けです。
除草していたら、野イチゴが群生しているところがあるのに気付きました。
ほのかに甘酸っぱくて、懐かしい味がしました。
もったいないとは思いましたが、断捨離断捨離と呟きながら、
刈払機でひと思いにバッサバッサといきました。
ひとしきり除草が終わると、昨年に積んでおいた木質チップの移動。
フォークで一輪車に積みこんで何往復も移動させたのですが、
掘り起こすたびにカブトムシの幼虫がわんさか出てきました。
しかも、ビックリするくらい大きい子たちばかり。
腐葉土化した木質チップの中で、あまりにも気持ちよさそうに眠っていたので、
なんだか申し訳ない気持ちになり、コンテナにチップを敷き詰めて仮の住処をこしらえてあげました。
おもむろにチップの上に戻してあげると、布団にもぐるようにもぞもぞとチップの中へもぐりゆく様子がかわいらしいです。
20匹以上はいるため、すこし窮屈かもしれませんが、成長を見守りたいと思います。
中年男性2人してカブトムシの幼虫を手に「これはでかい」だの嬉々として喋り合っているのを客観的に見るに、
男はいつまでたっても男の子なんだな、と悟らされ、苦笑せずにはいられませんでした。
さて、育苗も佳境に入りました。
来週あたりには2ハウス分のキュウリを、そして、その後は自然菜園用の大玉トマトとピーマンの定植が待っています。
引越し作業と並行して農作業もしっかりと進めていきたいです。
By ナガタ
4月半ばに仕込んだ落葉堆肥ですが、
混ざり具合が悪かったのか水分が少なかったのか、
はたまた材料の塩梅が悪かったのかはわかりませんが、
上昇した温度がすぐに20度台まで落ち込んでしまいました。
仕込み日から1週間が経ち、1回目の切り返しを行いました。
ブルーシートを空けてみると、こんな感じです。
酸っぱいような発酵臭が漂います。
中は僅かに熱を持っているものの、何となく頼りない感じ。
米糠も固まりになったままのものがあったり、しっかり混ざりきってないせいか、
水分がまったくしみ込んでいない個所もありました。
石塚さんと2人して切り返し作業スタート。
まずは片方に積み上げてから、切り崩して逆側に積みなおします。
それから2つの山に積み分けた後、双方から同じ分づつ積んでいき、山を一つにします。
最後にならして灌水。
握って水か滴り落ちるくらいの水分量になったら、踏み込んで完了です。
水分を含むとかなりの重量で、おかげでかなりの肉体労働になりました。
翌日に外側のブルーシートに触れたらホカホカだったので、
ワクワクしながら中のシートまでめくると、湯気がもうもうとたっていました!
残念なことに温度計が壊れていたため測定できませんでしたが、かなりの熱を放出していました。
5月の中旬までには第2回目の切り返しを行う予定です。
発酵によってどのように落葉などの資材が分解され、変化していくのかが楽しみです。
By ナガタ
先日まではコンパニオンプランツの播種ラッシュだった自然菜園も
とうとう育苗したカボチャの定植を迎えました。
前日までにコンパニオンプランツのトウモロコシとインゲンを播種しておいた
畝の片側に、1m間隔に定植します。
根もしっかりとはった、立派な苗に育ってくれました。
まずは定植位置を鋸釜で軽く根切りし、移植ゴテで土の層を崩さないように穴を空けます。
活着を良くするためにコーナーに押し付けるように育苗培土ごと苗を穴に入れ、
隙間に掘り起こしておいた土を、できるだけ層の通りに、押し詰めるように戻していきます。
最後に、苗を傷つけないように気をつけながら、上から掌で押さえて鎮圧。
あとは株元をあけて草マルチをかぶせたら定植完了。
事後報告ではありますが、他にもズッキーニやラッカセイなど、続々の播種ラッシュです。
畝づくりや育苗と、これだけ手塩にかけている自然菜園。
自然農1年目は土の状態のためにうまくいかないことの方が多いとは言え、
なんとしても収穫の喜びを味わいたいものです。
By ナガタ
4/22にナスを、そして4/23~24にトマトの定植を行いました。
それそれ2ハウスずつの定植。
先月のうちに、昨年から積んで完熟させておいた牛糞堆肥と、
浜名農園さんおすすめの有機資材「オールベストC」「底力」、
そして籾殻薫炭を、ハウス内の土に鋤き込んで馴染ませておきました。
定植前日までに軽く灌水して耕し、定植当日に管理機を使って畝を立てました。
そして、ナスもトマトも割り肥あり/なしで1ハウスずつ栽培します。
生育や食味の違いを比較観察するためです。
割り肥には、米糠2袋(30kg×2)と菜種油かす1袋(20kg)を使用。
深めに溝を掘って入れ、土をかぶせます。
ナスは1株につき1本の支柱を立て、誘引します。
枝は支柱の頂点から麻紐などで吊って支える方法を取ります。
トマトは単管ポールなどでセットを組み、一本仕立ての幹を上から吊ります。
向かって左畝の左側の空きスペースにバジルを播種予定です。
トマトとバジルは相性抜群のコンパニオンプランツの代表格で、食味にも違いが出るとか。
近くにバジルがあるかどうかで違いが出るのかどうか楽しみなところです。
トマトの花が輝いています。
手塩にかけて育てていきます!
By ナガタ
夏野菜の育苗は、今のところ順調です。
まずはハウス用のキュウリ「夢みどり21」。
2/3くらいの株で本葉が2枚出揃いました。
おおよそ、本葉が3~4枚になってから定植です。
10株ほど元気のない苗があり、少し心配です。
きっと、その中には苗として独り立ちできない株もあるのでしょう。
「発芽率」という言葉はあまりにも実務的に感じてしまいますが、
「自然淘汰」という言葉に置き換えると、
それはまさに自然に、厳かに、躊躇なく遂行されるのだということを実感してしまいます。
自然菜園用のカボチャ「かちわり」。
北遠の気候と相性がいいのか、あるいは潅水がうまくいったのか、、、、、
理由はいくつかあるのでしょうが、とにかく元気いっぱいです。
自然菜園用のトマト「メニーナ」「自生え大玉」。
3月の4週目に播種してこの状態ですので、順調だと思います。
いずれも「発芽率80%」の種でしたが、それ以上に育ってくれたようです。
最後に、ポケット育苗で発芽させた自然菜園用ピーマン「自生えピーマン」。
ようやく半分強が発芽してくれました。
一日を通して寒暖の差が大きい季節で、高温でなければ発芽しない野菜なので、
もっとマメに温度管理をしておけばよかったと反省しています。
なんとか自然菜園の1畝分は確保できそうで、胸をなでおろしているところです。
来週はハウスの定植ラッシュ。
こちらの体調管理もしっかり気をつけて、来週を乗り切れるように頑張ります!
by ナガタ